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2008年5月10日 (土)

アルツハイマーにありがとう

入院する少し前から
アルツハイマーの症状が
かなり進行していましたので
日常会話も咬み合わない状態でした。
  
  
場所の認識力も低下していて
自分が何所に居るのか
理解できなかった為
母か私のどちらかが傍に居れば
それだけで安心してくれたので
入院中は一度も
帰宅願望の症状は
ありませんでした。
  

病気になって入院しているという事を 

所々で、理解できている様に
見受けられる時もありましたけど
それもほんの一瞬だけで・・・・・・
 
状況を理解できていない時間の方が
はるかに長い・・・・・
というより
殆どだったと思います。 
  
 
 
理解できて不安になったとしても
笑い話や明るい話題を出せば
次の瞬間にパッと笑顔に変わり
数秒前の不安は消えてしまうので
父は入院中
穏やかな感情で過ごしてくれました。
 
 

 
 
の恐怖や不安を感じずに済んだのは
皮肉なですが
アルツハイマーのお陰です。
 
 
若年性アルツハイマーの症状により
生活全般
に介助が必要で
様々な困難や悩みもありましたが
その症状によって
最後は救われました。 
  
 
もし
若年性アルツハイマーになっていなかったら
もし
介護が必要じゃなかったら
これ程まで
家族
で濃密な時間を過ごす事はなかった。 
 
 
私達家族に
家族の愛情や大切さを教えてくれて
最後に父を救ってくれた
アルツハイマーという病気に
今は『ありがとう』の気持ちです。 
  
 
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コメント

人間にとって、「死」は大きな問題です。
生まれて、生きて、死んでいく。
すべての人間に与えられた運命です。

闘病記を読んだ限りではお父様の病状は深刻だったはず。
アルツハイマーでなかったらお父様ご自身が死と直面して苦しまれたでしょう。

ママネコさん・白ネコさんを始め、身近な人がそばについて声をかけ続けられた。
そのことで、お父様は孤独にならず、穏やかでいられた。

避けられない以上、お父様が平安な心で旅立っていかれたことは大きな救いです。
もちろん、ご家族の献身的な愛情のなせるわざです。

お父様は、こういう形で、ママネコさん・白ネコさんを介護・看護から解放されたのです。
これもまた、お父様の大きな愛情のなせるわざだと思います。

一生懸命生きていれば報われる。
多くの介護家族へのエールにもなりますね。

(家族は先に逝かないでください。極力それは避けるべきだと私は思っています。)

投稿: miki | 2008年5月10日 (土) 21時04分

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